
豊かな自己表現と感性を育む
つくるの教室では、アートを通して「自分らしさは自分で決める」という自己肯定感を育み、多様性を受け入れながら他者と繋がる楽しさを体験を重ねていきます。
-
自己表現と感性の育成: 様々な素材に触れ、特別な「自分だけの感性」を磨きます。
-
自己肯定力の体験: 表現や違いの体験を通し、自分の「好き」や自分自身の選択を肯定する力を育みます。
-
繋がりを楽しむ設計: 人との違いを受け入れ、誰かと繋がる面白さを自分自身で設計する力を身につけます。
大切にしていること
アートは「上手・下手」で評価する必要のない自己選択の表現です。
-
無条件の肯定: 子どもたちの選択や感性をそのまま受け止め、肯定し合います。
-
安心できる空間: 子どもが子どもらしく、のびのびと好きなことに没頭できる、安全で自由な空間づくりを目指します。
レッスンで身につく力
-
自己決定力と主体性: 表現する場所、方法、相手を自分で選び、自己決定する喜びや手応えを感じます。
-
多様性の享受: 人や世界と繋がる豊かさ、違いを楽しむ力を育みます。
-
豊かな表現力と視野: 豊かで幅広い視野と表現力を身につけ、自分の世界を知る面白さに繋げます。
アトリエからのメッセージ
アート表現は敷居の高さや特別な技術が必要だと思われがちです。実は自分の気持ちを伝えることこそが「表現」だと思っています。
芸術は見えにくい心の中身を < 色・かたち・音・動き・感触 > で目に見えたり聞こえたり触れられるものに翻訳してくれます。言葉だけでは表現しきれない自分だけの世界をつくることができます。
上手にできることよりも、自分で考えて、気付き、伝えるプロセスを大切にします。"感じること(=感性)" 自体が、わたしたちがいちばん大切にしたいと考える価値です。
「美しい・楽しい」と思える感性を自分自身でつくり出す、そして相手を知る豊かさに気付く――こんな可能性を芸術を通して提案します。









こんなことができます
素材に触れる、画材に触れる、モチーフや空間をよく見る、基礎を覚える(デッサン・空間構成 )立体、いろんな国の芸術を知る、お話を聞いて想像して絵を描く、テーマを自分で考える、仲間をつくる、とにかく考えて自分でやってみる、など。
おやつも自分で選べます!
OKをもらう
触るとき、写真をとるとき、相手と何かをしたいとき、まずはOKの確認。
ダメなときは無理強いしない。
違いを楽しむ
自分とは違う感性だ、
ふむ、面白い。
違いを知ることが大事。
ひみつはひみつ
相手の年齢・出身・性別・学歴・仕事などを無理に聞いたり、決めつけるのはマナー違反。
NOはNO
「いやだ」「やめて」が出たらすぐにストップ。相手の「いや」を受け止めることは、相手へのリスペクトの表現。
ひとやすみ
無理な我慢をしない、
無理に頑張らない。
あらかじめ休憩を。
休憩のススメ
おやつ・音楽・寝る
移動(場所を変える)
好き・最高・ありがとう
ナイスな気持ちは
いくらでもお伝えください。
だって言われなきゃわかんないし、伝えてくれたら嬉しいじゃんね。
芸術を通した目指す関係性
HARETOKEは「つくるの教室」の運営を通じて、芸術(アート)の力で、人と人が共に生きる豊かな関係性や環境を創り出すことを目指しています。私たちが信じるアートの役割は、「繋がって、感じて、知る」という体験を可能にすること。この体験こそが、以下の実現に繋がります。
-
自分と誰かを知る
-
心を動かす
-
お互いを大切にしながら一緒にいられる関係や環境
「つくるの教室」が活きる場所
「つくるの教室」は、参加者一人ひとりの多様な感性が自由に持ち込まれる場所です。
ここでは、感性が変化し、うごめきながら、活きていくことが大切だと考えています。
私たちは、次の2つの前提に基づいて、誰もが心から快適に過ごせる「開かれた場所づくり」を実践しています。
-
誰でも制約なく「つくる」体験ができること。
-
誰かと一緒にいることで、予期せぬ、素晴らしい「何か」が生まれること。
快適さと安心を支えるスタッフの役割
教室が「自由」であるからこそ生じる様々な状況(リスク)に対し、「つくるの教室」は、参加者が心身ともに安心して活動できるよう、スタッフによるきめ細やかなサポート体制を整えています。
スタッフは、単なる指導者ではありません。
-
心と身体の安全の見守り
-
コミュニケーションのサポート
-
基礎技術指導
-
傾聴(話を聞く人)
-
一緒に楽しみ、考える伴走者
また、必要に応じて、専門の支援情報や居場所事業の紹介を行い、参加者と社会を繋ぐ役割も担っています。


安全への取り組み:怪我の予防と道具の使用について
「つくるの教室」のアトリエでは、多様な年代の参加者が集まり、創造力を最大限に発揮できるよう、工具や刃物などの専門的な道具も使用することができます。私たちは、参加者が「つくる」喜びを安全に体験できるよう、細心の注意を払っています。
スタッフによる安全管理と指導
スタッフは、「怪我を起こさない」という前提のもと、以下の徹底を行っています。
-
安全な場所の確保と使用方法の指導:
-
道具それぞれの特性を理解し、身体の動かし方(アプローチ)を覚える指導をします。
-
参加者が「自分で道具を使える」という達成感と実感を得られるよう、すぐそばで見守ります。
-
-
道具の使用判断:
-
使用できる道具は、個人の年齢や特性に応じてスタッフが判断し、許可します。
-
危険を伴う道具には、軍手マークをつけて視覚的に注意を促し、スタッフの安全確保のもとで使用します。
-
使用できる道具の例
「つくるの教室」では、創造の幅を広げる多様な道具を用意しています。
-
工具一式(手動)
-
インパクトドライバー
-
カッター、デザインナイフ
-
ハサミ(左利き用あり)
-
裁縫道具
-
グルーガン
-
ミシン
-
など
⚠️ リスクについて
細心の注意を払って指導・管理を行っておりますが、工具や刃物を使用する性質上、怪我のリスクはゼロではありません。 私たちは、このリスクを参加者・保護者の皆様と共有し、共に安全な環境づくりに努めてまいります。






表現を大切にする:素材と汚れについて
「つくるの教室」では、参加者が表現したいもの、試したい感覚を尊重し、製作内容によっては油性絵の具、ペンキ、その他汚れが発生する素材も自由に使用できます。
汚れも「つくる」体験の一部
私たちは、創造のプロセスにおいて、汚れが生じることも大切な体験の一部だと考えています。
例えば、床に水を撒く、絵の具を身体にペイントするといった行動も、その方の表現方法や感性に寄り添う大切な体験です。
スタッフは、怪我や事故の危険が予測されない限り、これらの自由な表現を止めません。
参加にあたってのお願いと準備品
自由な創作活動を安心して楽しんでいただくため、参加される際は、以下のご準備をお願いいたします。
-
汚れても心配ない服装でお越しください。
-
髪の長い方は、髪ゴムのご用意をお願いします。
アトリエでご用意しているもの:
-
キッズつなぎ(汚れ防止用)
-
着替え
-
帽子
-
タオル
-
荷物入れ


破損とコミュニケーション:壊れたときを学びの機会に
「つくるの教室」では、たくさんの人が共に活動する中で、作品や備品の汚れや破損が起こることも前提として受け入れています。私たちは、この「壊れる」という事象を、人間関係や感情を学ぶ貴重な機会と捉えています。
コミュニケーションの習慣化
すべてのアクティビティを通じて、以下の行動を習慣づけています。
-
同意の徹底: 人の持ち物や身体に触れるときは、必ず相手の同意を得ること。
-
事実確認: 汚れや破損が起きたら、すぐにスタッフを含めて事実確認とコミュニケーションをとること。
感情の表現と快適な対応の学び
物が壊れたり、汚れたりした際に、相手や自分を責めるのではなく、以下のような「気持ち」を表現することを大切にしています。
-
「これは大事なものだった」
-
「触れられると嫌な気持ちになる」
-
「壊れると悲しい」
スタッフと参加者が共にディスカッションしながら、それぞれの感情を学び、次にどうすれば快適な状況を作れるかを考えます。
自律性と修復力の育成
参加者は、以下のことを実践を通して学びます。
-
大切なものの確保: 自分のワークスペース、持ち物、そして気持ちといった大切なものを、安全に確保する方法。
-
修復と切り替え: 壊れたときに自分で気持ちを切り替える方法や、直せる技術(修復技術)を学ぶこと。
作品の管理について
継続してご利用の参加者様は、ロッカーを利用して製作途中の作品や持ち物を管理することができます。

コミュニケーションの学びと約束
「つくるの教室」のアトリエには多様な参加者が集まります。
静かに集中したい人、みんなで活発に過ごしたい人、秘密を大切にしたい人、たくさん話したい人など、さまざまな製作スタイルや想いが入り混じる中で共に時間を過ごします。
この環境は、アートを通じたコミュニケーションの練習の場でもあります。
境界線と多様性を体験する
私たちは、表現活動を通じて、以下の大切なことを体験的に学びます。
-
人と自分の境界線:どこからが自分のもので、どこからが他者の領域か。
-
感性の多様性:人の感性は一つではなく、色とりどりで無限であることを知る
共に快適に過ごすための「約束」
みんなが安心して、それぞれのスタイルで活動できるよう、アトリエでは以下の大切な約束を交わし、一緒に過ごす方法を考えます。
-
自己表現と尊重:
-
自分の快適なことや嫌なことを正直に伝えること。
-
他の人に嫌なことや我慢を強要しないこと。
-
-
秘密の尊重:
-
人の秘密を無理に聞き出さないこと。
-
聞いた秘密を勝手に誰かに話さないこと。
-
プライバシーと写真撮影のルール
「つくるの教室」では、参加者の皆様が安心して活動できるよう、プライバシーの保護を徹底しています。
アトリエ内での撮影について
-
無断撮影の禁止: アトリエ内での、同意のない写真撮影はすべて禁止です。
-
撮影と掲載の確認:
-
体験利用の際に、HARETOKEによる活動中の写真撮影・ウェブサイトなどへの掲載に関する同意確認を行っています。
-
その際、掲載する場合の「顔の修正(ぼかし処理)の有無」についても確認いたします。
-
-
同意がある場合: 撮影にご同意いただいた場合のみ、アトリエのデジタルカメラを使用して記録撮影を行います。
情報や刺激に敏感な人・感覚過敏な人
発達に特性がある人が快適に過ごせる工夫
音を遮断できるイヤーマフを用意しています。


音量マーク
大きな音が出る道具を使用する前には「音が出るよ」のアナウンスをします。音楽を聴きながら製作をしたい場合はみんなと相談して同意をとるかイヤホンを使用します。


視覚的なアプローチやパーソナルエリアを
認識できるな工夫をしています。


簡易テント
着替えや集中したいときに自分で組み立てて中で過ごせます。


選べるおやつを数種類用意しています。


気持ちが絵で表せるカードがあります。
気持ちの切り替えや休憩が必要なときはお散歩したり静かに過ごすことができます。



